日本の「飼料用を含む穀物全体の自給率」は平成26年度で29%。昭和40年の62%と比べると33%も下落してきています。
特に顕著な下落率を示しているのは、大麦・はだか麦(73%から9%)、果実(90%から42%)、肉類(90%から50%)、魚介類(100%から55%)など。
野菜の自給率は100%だったものが79%まで落ち込んでいます。
近年の科学技術の発達により外国から加工品だけでなく生鮮品の鮮度を保持したまま輸送することが可能となってきています。なかには冷凍保存をすることにより鮮度と味が向上する技術もあるようで、今後このような技術革新は留まることを知りません。
ただし、いくら質の良いものを輸送できると言っても、供給元がストップした場合にはどうでしょうか?野菜において21%を外国に頼っているということは、100人いれば21人は国産の野菜を食べることができず、外国からの供給が止まった場合、野菜がない生活をしなくてはいけないことになります。
「そんなことはありえない」と安易に考えている私たちを不意に襲うのが自然災害、人工災害です。
有事の際に供給がストップする可能性があります。
その時に衣食住を維持しサポートし合える家族、コミュニティを持っているかどうか、が大事ではないでしょうか?
あなたの衣食住の担保となっているものは何でしょう?
生きること、生計を立てること、に忙しすぎて短期的にお腹を満たすだけの食事を摂る傾向に向かってはいませんか?
食のセーフティーネットをしっかりと確保していますか?
インフレが起こった時、あなたの持っている紙幣の価値が変わり、普段買えていたものが買えなくなります。
金融という、お金を融通し合うシステムを使い、私たちは幸福の片方、「福」を蓄積してきました。その一方で、「幸」の方の蓄積が疎かになっていませんか?あなたは「幸」「福」という陰陽のバランスをとれていますか?
何かあった時に助け合える仲間、農家さんとの普段からの顔の見える繋がり、個人同士の人間関係を新たに始める一歩として、今回は「くつろぎ工房による季節の野菜セット」を紹介させて頂きます。
『大多喜町「マクロビステイ」体験ツアー』のホストである「くつろぎ工房」さんを訪問されることが大切な人間関係を作る第一歩になる可能性を感じて頂ければ幸いです。
「くつろぎ工房による季節の野菜セット」商品はマクロビオティック専門のレシピ・通販サイトであるeCookingよりご覧ください。