【第2回ツアーレポート】千葉・くつろぎ工房編(2)

大多喜町の観光は先ず、くつろぎファームの農場視察からスタート。

くつろぎ工房では直営のくつろぎファームを管理しており、全国のご縁のある方々に
無農薬、無肥料、自然栽培のお野菜をお届けしています。

今回は古代小麦の実験農場を視察。
前回のマクロビステイツアーでもお馴染みの麦踏み体験を行いました。


踏めば踏むほど逆境をバネに強くなる麦。どのような古代小麦の穂をつけるのか楽しみです。

くつろぎファームでのプチ農作業の後は大多喜ハーブガーデンへ。
途中、くつろぎファーム直営の田んぼに立ち寄りました。

枯れた草がそのまま残り、周りの田んぼとは全く景観の違う様子が印象的でした。
それにしても良い天気です。

大多喜ハーブガーデンは全天候型室内ガラスハウスガーデン。
様々なハーブが心置きなく伸び伸びとおよそ200種類以上栽培されているようです。

当日は「パンガナイト」というイベント開催の真っ只中。個人でパンのお店をされている方が本当に多いです。
パンも従来の小麦だけでなく、ハーブや野菜、果物を入れたり、米粉にしたいと種類が豊富。

当日はイベントということもあり多くの方が訪れていましたが、ガーデンで栽培されているハーブを使った健康食レストランが。やはり地のモノを頂くと鮮度が違いますね。ハーブ料理の楽しみは香りも食べられること。
色、匂い、味。より多くの感覚を使い食事が楽しめる場所だと感じました。

次の観光場所は大多喜城の城下町。
途中、大多喜駅近くの大多喜町 天然ガス記念館、大多喜町 観光本陣に立ち寄り、大多喜町の全体像を知ります。

 

かつての城下町を歩いていると所々由緒あふれる風景が。
高齢化が進む町内の住人が手作りで作った品の数々が並ぶお店を発見。
小学校、中学校に英語の先生として勤務している外国の方が母国へお土産に買っていかれることが多いとか。
畑仕事もしながら、合間合間にお店を営み、観光客をおもてなしされているようです。
手作りで甲冑も作れる場所もありました。

そして、いよいよ大多喜城へ。
大多喜城は中世の頃は小田喜城ないしは小田喜の城と呼ばれていました。
江戸幕府時代、徳川家康は小田喜城を家臣の本多忠勝に与え敵対する勢力の抑制を図りました。
明治4年に280年余に渡る大多喜城の歴史に終止符が打たれるまで、
長くは徳川の時代と共に在った歴史あるお城です。

1~4階まである城内には本多忠勝の生い立ち、武勇伝、武器、書記など様々なものが展示されており、
歴史好きな観光客にはたまりませんね!

夕方になると空が陰っていましたが、参加者のみなさんと素敵な写真が取れました。

外気が涼しくなってきたこともあり、いよいよお待ちかねの温泉へ向かいます。途中、紅葉の時期には最高の景観を楽しめる養老渓谷の滝を遠目に拝み、今回は夕方以降、夜遅くまで空いている「ごりやくの湯」へ。

雪が若干滴る中、静かな空気の澄んだ露天風呂。
雪が少しあがり空を見上げると都会では見れないほど明るい星空。
温泉で体が火照っている中、寒い気温で透き通った星空は贅沢ですね。

温泉から帰った後は参加者の皆さんで協力して夕食の準備。
今回の夕食は最古の古代小麦アインコーン(一粒小麦)の各種パスタを、くつろぎファームの野菜も含めた地場野菜を使ったスープとソースで頂きます。皆さんで一緒に料理すると一体感が生まれますね。

森山氏の奥さんの地元からの差し入れのこんにゃく、蓮根の和え物、
ハーブガーデンのパンガナイトに出店されていた「紡」さんのパンも食卓に並びます。

食事の間の話題は多岐に渡り、食後も話は尽きませんでした。
内容はここでは紹介しきれませんので参加していただくしかないですね!

2日目に備えて23時過ぎには皆さん就寝となりました。